松江市内から車で45分。
中海を抜け、ひと山越えると鳥取県の境港市が現れます。
弓ヶ浜半島の先端にある山陰随一の良港で、カニの水揚げ量が日本一。
「五輝星(いつきぼし)」というブランド松葉ガニが有名です。大きさ、重さ、脚が揃っているか、色合い、身入りの全項目で厳しい基準をクリアした松葉ガニにだけ与えられる称号です。シーズンは冬なのでちと早い。そのかわりにベニズワイガニがシーズンに入ったところです。
あと、ゲゲゲの鬼太郎の作者・水木しげる氏の出身地としても有名です。
松江に来たからには境港まで…と、車を走らせました。
境港で揚がった魚を販売する市場「境港水産物直売センター」と「境港さかなセンター」があります。
なんか似てますが、両方覗いていくことにしました。
まずは水産物直売センター。
建屋に入るなり、大きなクロマグロの頭(2000円)と、1m超えのシイラ(2000円)がお出迎え。初っ端から素晴らしく安い。
旬は終わりぎわだけど白イカ、始まったところでベニズワイガニ、マダイ、キンメなど。モサエビ、ウスバハギやアジなども美味しそうでした。もちろんノドグロは目玉のひとつ。
珍しいところでは、紅イカ(ソデイカ、16800円)。沖縄ではよく獲れるらしいけど、胴体の部分だけで1m弱ある。誰が買っていくんだろう。回転寿司屋とかかな。
イシダイや石垣鯛もなかなか東京では見かけません。
ベラカレイの連なった干物も珍しい。
10cmもないノドグロがメザシのように大量に干物になっているのを見て、ちょっと複雑な気持ちです。人気があるのはわかるけど、これでいいんだろうか。このぐらいなら資源量には影響ないものなのかなあ。
次に向かった「境港さかなセンター」。
こちらはお店の数がやや少なくて、にぎわいいまひとつかな?
日曜日の昼下がりでしたが。並んでいる品物も水産物直売センターと比べるとやや見劣りするような。。
とはいえ小アジを咥えた丸のアンコウが鎮座していたのは見応えがありました。(演出だろうけど)
どちらの販売所も、雑魚系が多いのはとても楽しめました。鮮度もよく、値付けも好印象です。お近くに用があればぜひお立ち寄りを。午前中なら、東京までも翌日配送してくれます。
時間がなくてどちらか1箇所という方には、水産物直売センターがオススメです。