FISH DREAM魚に魅せられて

2018.12.29
能登のナマコにうっとり「寿司処 伸福」

輪島朝市近くの「寿司処 伸福」で出会った能登の味覚。
七尾湾名物の青ナマコは旬真っ只中。クニクニと柔らかく噛むたび口いっぱいに海の香りが広がる。
香箱ガニは注文後に蒸してほぐしてくれたのでとっても濃密で風味豊か。
輪島塗りのお猪口で呑む純吟もうれしい演出で、能登のお酒はとにかく優しく柔らかい印象。
そのほか白子酢、カワハギ肝、れんこん蒸し、炙ったぬかさばなど。
どれも濃厚で鼻血出そうです。

猛吹雪の中、ホテルからタクシーにしても良かったと後悔しながら歩いた10分間。到着時の安心感と言ったら格別。

カフェKASPAの店主からオススメされた白子酢、そして刺身を盛り合わせてもらう。白子は東京では食べれない味だなあ。刺身は意外とアジが小ぶりだけど美味しかった。

漁期が終了間近の香箱ガニ。オーダーしてから蒸してくれるというのは実は初めてだったかも。味と香りの濃厚さが全然違う。今回最も感動した味のひとつ。

加賀野菜、レンコンを蒸してしんじょっぽくしたもの。美味しかったんだけど、普通のレンコンとの違いがよくわからなかった。まだ経験が足りないか。。

能登の地酒を中心に。輪島塗のお猪口で出してくれるのは嬉しい演出。

やけにいいペースで日本酒を頼むものだから、おまけで出してくださった一品。カワハギの肝を寄せたもの。鼻血が出そうな濃厚なうまさ。

ぬかさばを炙ったもの。しょっぱいので少しずつかじる。じわじわうまい。あちこちのお客さんがオーダーしてたので人気なのかも。

青ナマコの握り。能登のななおはナマコ漁で有名。今回最も食べてみたかったものの一つ。期待を裏切らない美味しさ。想像していたよりずっと柔らかく、上品な香りがあった。今回のナンバーワン。

食べすぎだとは思いつつ、白子も軍艦で。臭みなんて全くなく、キレのある甘み。もっと食べても良かったんじゃないかとも思ったが、ちょっと足りないかんじを再訪のモチベーションにしようと思う。