FOOD FOR CREATIVE頭を遊ばせる時間

2020.02.07
長岡宮内「BUKUBUKU」へ

長岡で知り合った同級生、佐藤 晶さんが昨年末にオープンした宮内のイタリアン「BUKUBUKU」へ。発酵を大きなテーマに据えています。
https://bukubuku.owst.jp

これまでどおりに魚介と野菜しばりの構成。穏やかで繊細、魚介出汁を上手に扱う味の構成がとても大好きで、ぜんぜん食べ疲れしないのが意外とありそうでない。
在来品種の椎茸・天恵蕗(てんけいこ)はアワビ同然の肉厚さと旨味の分厚さでかなりの衝撃。
地蛤と手で撚ったような手打ちパスタ・ストロッツァプレティに合わせた自家製の発酵サクラエビも発明レベルの素晴らしいアクセント。とっても刺激的。

長岡の大事な友人が偶然?隣の席にくるというサプライズもあり、いやはや。おかげさまで記憶に残る日になりました。
これからどう進化していくか楽しみ。

宮内駅から徒歩10分くらい。住宅街の中にお店はあります。

発酵をテーマに据えていて、前のお店時代から僕は魚介だけで構成をお願いしています。今回も同じ方向で。

これこれ、この味!懐かしい!という感じの、魚介の旨味がバッチリ閉じ込められたスープ。この味が結構佐藤さんらしいというか個性的で、好みなのであります。今回は焼き干しにした鮎からとっているそう。

新潟県のプライドフィッシュ、南蛮エビを使った前菜。

摘んで食べるウニと菊芋。

ズワイガニと白子のカタラーナ。外が寒いぶん美味しい。お風呂のようなというか、茶碗蒸しみたい。

セトワイナリー。キリッとしたミディアムライトくらいの赤ワインで美味しかった。気がつけば新潟市の辺りはマイクロワイナリーの群雄割拠エリアに。

こちらがプレミアム椎茸・天恵蕗(てんけいこ)。通常品の約3倍ある旨味成分が特徴とのこと。確かにうまかった!12年の歳月をかけ開発とのこと。

手で撚ったような手打ちパスタ・ストロッツァプレティに自家製の発酵サクラエビが降りかかっている。パスタから溢れてくる小麦の味と、サクラエビの旨味が抜群の相性。

ヒラメ。左脇にあるプンタレッラ、普通はめちゃくちゃ苦いんだけど、全く苦味がなく仕上げてあってとても美味しく頂けました。

3年熟成味噌のメリンゲータ。真っ白な雪国のイメージを堪能。

すっきり清潔感のある内装もいい感じ。地元の団体さんがいらしていて、大変賑わっていました。まだ始まったばかりですが、これからどうなるか楽しみです。長岡の食文化を引っ張っていって欲しい。