WORKS進行中のプロジェクトや実績など

2016.09.21
「茶の湯のステージ 三島御寮」プロジェクト

「茶の湯のステージ 三島御寮」造営プロジェクトに発起人メンバーとして参加しています。

失われつつある「日本人のすがた・かたち」を形としてこの国に遺し、そして未来に継承していく構想です。
それは、日本人の精神性、技芸、おもてなし文化のすべてが詰め込まれた茶の湯のコミュニケーション施設を造営するというプロジェクト。

茶の湯は我が国でもっとも文化の香りが高い儀礼とされ、神仏はもとより外国から賓客が訪れると、皇室を始め必ずというほど茶の湯の茶会が催されます。遠く奈良時代から伝えられてきた茶の文化は、現代においてもなお私たちの生活に結びつき、日本人の礼法や食文化、自然観、建築や美術品といった技芸や美意識に深く根づき息づいています。

本格的な木造建築となる「茶の湯のステージ 三島御寮」の造営地は、日本の象徴である富士山の見えるところで、美味しいお茶をのむための水のあるところ、また交通の便がよく、気候が温暖なところが候補となり、調査の結果、静岡県三島市に行きつきました。三島は三嶋大社を始め歴史ある地で、富士の伏流水がコンコンと湧き出るところです。私たちは、この地ならば茶の湯の殿堂を造営し、全国のお茶に親しむ方々と交流ができると考えました。

建築・大田新之介を中心とする発起人のメンバーは、そんな日本人の特質的なDNAが凝集された茶の湯の文化を現代に生きる人々へ、そしてこれからの日本と世界を担う次世代の人々へと紹介し、体験の場を提供したいと考えています。

大田新之介 WEBサイト「和の心にて候」
http://www.wanococoro.org/2016/09/20160907.php

国の宝をつくるプロジェクト

代表の大田新之介による伽藍図。

事業のビジョンは日本人の精神性、美意識、手技を次世代に受け継ぐこと

茶の湯にまつわるすべてを備えたテーマパークに。