FISH DREAM魚に魅せられて

2019.01.18
深海魚ゲホウという冒険

沼津でゲットした深海魚ゲホウを食べてみました。

解凍するとやっぱりブヨブヨなんだけど、鼻先の方はハッカクみたいに堅い。
グリルでじりじり焼いているとメヒカリと似たような独特の香りが漂ってきます。
それにしても焼き加減が難しい。どんどん身肉の方が縮む一方で甲殻類みたいな頭部分は縮まないのでますますアンバランスになっていく。

食べてみての印象は
・身質は意外と繊維質っぽくて、マダラをもっとシャキシャキにした感じ。身離れ悪し。
・白身で海の香りの強い身。味はハッカクに近い気がするけど、カニ(甲殻類)の味も感じる不思議。
・食べている最中、目の前でこのホラーな顔を眺めているとあまり食欲が刺激されない。というか減衰する。

とはいえ未知の生物を食べる感じでたいへんワクワクしました。発見ゆたか。
まだ冷凍庫にはデンデンとワニコチ 、ユメカサゴ、アンコウが眠っています。

解凍したゲホウ。深海魚の例に漏れず身の方はブニブニしている。頭がデカくて食べるところが少ないかも。

裏返してみる。白身。

開封の儀。頭は怪獣のようなテクスチャー。

焼き上がり。身肉が縮んでますますアンバランス。あんぐり開いた口は恐怖の対象でしかない。魚というか怪物。

食事中、目の前にずっとこの顔があった。ゲテモノはわりと大丈夫なはずなんだけど、これはちょっと…。軟弱になったのかな…。