豊岡で所用を済ませ、ホタルイカ水揚げ日本一を誇る浜坂を視察して鳥取へ抜ける。1300年前から続き山陰最古とされるいなば温泉郷・岩井屋旅館に到着。
ここらへんには「湯かむり」といって、頭に手ぬぐいを乗せて柄杓で湯をかむるという江戸時代からの奇習もあるそうだ。
なんとも風情ある湯船は1mくらいの立ち湯で何より豊富な湯量がずんぶりうれしい。静寂な浴室に鹿威しが響くのもなんかおもしろい演出だ。ここもまた、そんなに成分が濃いわけではないけど身体に響いてくる何かがある。
最近は歳のせいなのか、数年前までは感じなかった脚のだるさや腰痛に悩んでいて、特に夜更かししたり長い距離を歩いた後だとふくらはぎがカチコチになる。そんな時には立ち湯みたいに水圧でのマッサージ効果が期待できるのはすごく嬉しい。こうやってどんどん温泉だよりになっていくのだろうか…。
夕食ではこの辺りで特産のドロエビや貽貝(イガイ。ムール貝みたいなもの)が登場。
山陰らしい食材がふんだんに登場して楽しい会席でした。