明朝から数日間、リサーチで慶良間諸島です。
今夜は泊港に前泊で、那覇のうだる蒸し暑さに驚きつつ、散歩しながらなんとなく惹かれた店にIn。このへんでは控えめな佇まいの「あぐん茶」というお店。
タイやカンボジアの物売りの少年を思い出す太陽を感じる笑顔で迎えてくれた調理場の店主。後から話をしてみたら素潜り漁師さんでもあるそう。どうりで日焼けで真っ黒。ここは店主が突いてきた魚を頂けるお店だった。
そう、こっちもなんかツイてたという話。
ささやかなサイズで、とお願いした刺身盛り合わせはミーバイ(たぶんスジアラ)、イラブチャー(アオブダイ)、セーイカの刺身が素晴らしく美味しかった。
その後あぐー豚とゴーヤの炒め物。美味しい豚ってなかなか出会えないけど沖縄に来るとやっぱ美味しいなと思う。ハートを鷲掴みにする味の強さ、鼻を抜けるうっとりする香り。東京でもあぐー豚並んでる気がするけど、やっぱり違うのね。あぐーとアグーってのがあるね。
そしてミーバイのアラのマース煮。塩の煮魚はほぼ沖縄に来る時しか食べる機会がないけど、今回は過去最高のマース煮だった。火を通し過ぎてないプリプリ、ムチムチしたハタ系の旨味がたまらない。昨日突いてきたんだって。一人で食べる量じゃないんだろうけど食べてしまった。これは忘れられない。
みんなゴキゲンで呑んでるよ。隣の常連さんとひととおり笑って満足してホテルへ戻ります。