FURUSATO JOURNEY故郷を探して

2018.04.03
琵琶湖畔のガストロノミーリゾート「セトレマリーナびわ湖」

半日かけて県立琵琶湖博物館を読破したのち、いちどみておきたかった「セトレマリーナびわ湖」へ。

木、石、土などの自然素材を主体にした個性的なプロポーションの建築。家具は滋賀の木から作ったオリジナルで、ワイス・ワイス製作。

写真とかで見てたよりずっとよかった。まるで琵琶湖とつながったような気持ちになれる、パッシブで広がりゆたかな空間。
遠くを往きかう漁船のポッポ音、水鳥たちの鳴き声がなんとも長閑。ゆっくりと表情を変えていく湖面を眺めているだけでもすてきな体験だと思う。

大むかしにはこの湖のほとりにワニやらゾウやらが住んでいたそうだ。地球ってのはほんとおもしろいナア。

外観。格子状になった客室前通路が昆虫の骨格のようで不思議な顔立ち。

メインエントランスホール、二階の渡り廊下から眺める。夕陽が差し込んできてコンクリート打ちっ放しの空間だけど暖かみがいっぱい。

エントランスの脇にレストラン。

建物内部にいながら外部を意識させる空間。大胆に切り取った窓が面白い表情をつくる。

客室前の通路。湖とは反対側の県道を眺める。こちらの景観はクルマだらけで今ひとつかな。

宿泊者は自由に使えるラウンジ。おつまみ類、ワイン、ビールなどのアルコール類もフリー。だが、チェックイン早々に酔っ払うわけにはいかない。

3階にあるライブラリ。窓が大きく開放的な空間。夕方は日差しがきついかも。午前中はゆったり清々しい。

SETREブランドで、九州や京都にいくつかアコモデーションを展開しているそうな。

夕焼けの琵琶湖。渡り鳥がとっても多い。バスアングラーも朝夕マヅメ時に多かった。

レストラン。迷わずカウンターへ。テーブルは目の前に琵琶湖を望むビュー。真っ暗だけど。

木のプレートは琵琶湖のかたち。その上のナプキンは船のイメージかな。

旬の琵琶湖食材を主役にしたガストロノミー系コース。

地産の「中村卵」の味噌漬け。だった気がする。

ホンモロコは目の前で焼き上げてくれた。カウンター席だけのサービス。

ホンモロコは頭からガブリ。ほろ苦いワタがなんとの滋味深い。

ビワマスと近江野菜。透明なプレートになっていて、その下にも器が敷かれている。左下に見えるのは下の器の上に敷かれた番茶の葉っぱ。香りが漂う。

湖東のうなぎ。琵琶湖のうなぎは完全天然ではなく、毎年シラスウナギを放流してるんですって。

近江牛のパスタ。肉そのものだと重いけど、これならほどよく食べれるかな。それにしても「おうみぎゅう」「おうみうし」どっちなんだろう。わりと高級店は「うし」と呼ぶことが多かった気がする。

ドリンクは、料理に合わせてのおまかせコースに。微発泡日本酒→白ワイン→赤ワイン→日本酒→赤ワイン→日本酒→赤ワイン(覚えている範囲で…)

サインが良かった。