POWER OF SPRING温泉力をもらいに

2020.02.10
日本一深い立ち湯「鉛温泉 藤三旅館」

花巻駅からバスで40分、花巻南温泉峡の奥にある「鉛温泉 藤三旅館」。

天然自噴の源泉100%かけ流し、日本一深い1.2mの立ち湯「白猿の湯」が名物。混浴。高天井の大空間ど真ん中に、玄妙な存在感を漂わせる湯船が。お湯は浴槽下部から湧いているらしく、常に結構な量がオーバーフローしているのでかなり鮮度は良さそう。
溶存物質量は400mg/kgなのでバブ2個分くらいと成分が濃いわけではないけど、身体にはずいぶんズッシリ効く。そんなに強くない自分は10分浸かってるのでちょうどいいくらい。

夕餉はまもなく旬を迎える三陸生わかめ(岩手県が生産量日本一!)のしゃぶしゃぶ。湯にくぐらせると一瞬で鮮やかな緑に変わります。濃密な磯の香りとシャキシャキした歯応えが季節ならではの大ごちそう。

花巻南温泉郷はどこも大箱だ。新花巻駅・花巻駅までは送迎バスが1日三便出ていて、なかなか便利。

部屋からすぐ横を流れる川を眺める。

館内には4つの温泉。最も有名なのは混浴の「白猿の湯」。

今から600年程前、祖先が高倉山麓でキコリをしている時に、岩窟から出てきた1匹の白猿が、カツラの木の根元から湧出する泉で手足の傷を癒しているのを見たのが始まりとのこと。

白猿の湯は撮影NGなので、ポスターで我慢。2階レベルから降りていく+入浴している人たちの目前で脱ぐ感じになるので、女性は緊張するだろうなあ。
しかし湯舟はずんぶりと気持ちいい!

三陸生わかめのしゃぶしゃぶコース。これがかなりシャキシャキで磯の香りがたまらない旨さだった。藤三旅館の料理全般、量もほどよく、しょっぱすぎずで、かなり好感。年齢層がかなり高めなのも関係あるかな。