FISH DREAM魚に魅せられて

2021.09.18
わが家の食卓とつながる海・下津井

瀬戸内の小さな漁師町、下津井。今や貴重なたこ壺漁の聖地です。
わが家では「たこは下津井」と決めていて、まさに聖地探訪の趣。
防波堤に座って海をみてたら「向こうに瀬戸大橋が見えるでしょ、あそこまでが漁場なのよ」と通りかかったおばさまに教えてもらった。想像してたよりずいぶんせまい海域。
このほんの小さな海と遠く離れたわが家の食卓がいつも繋がってるのかあ。
気づかないうちにいろんな地域とご縁を結んでるもんですね。

岡山駅から電車で児島まで1時間、その後バスで30分。チェックインには早く着き過ぎてしまったので漁港に腰を下ろし漁船を眺める。向こうに見えるのが瀬戸大橋で、それよりこっち側が「下津井のたこ」の漁場。

宿泊したのは漁港目の前の「下津井亭」。
たこで有名どころは明石や三河湾なんだけど、いろいろ食べ比べてみた結果、わが家では下津井が最も好みということに。
自宅の最寄りスーパー(広尾の明治屋)では下津井のたこがレギュラーで置いてある。この小さい海と東京のど真ん中がつながってる感じ、とっても不思議。

夕食で出てきた「生たこの炙り」。こういうのは産地ならでは。炙っていると旨そうなたこスープがじゅわじゅわ出てくる。少し白っぽくなってきたところで、プルプルのをパクリ!旨味が詰まってる感じでとっても美味しい〜。

こちらは「たこしゃぶ」。今まで食べたタコ料理で最も美味しかった気がします。悶絶しました。

「タコから」。これも今まで食べたたこを揚げた料理の中では最も美味しかった。カリッとモチっと。旨味はぎゅぎゅっと。すごい。

郷土料理の「たこめし」も目の前で炊き上げてくれました。これはそんなにどこで食べても味の差がわからないんだよなあ。もうちょっと舌がレベルアップしたらわかるのか。

朝焼けの下津井漁港。とってもいい食体験をできました。初めて来たのにとんでもないシンパシー。日常とつながってる場所。これからも大切にしたいと思います!