コンセプトをつくるプロジェクトの核になるコンセプトをつくります。みんなが同じ方向を向けて、前に進む楽しさや元気がもらえて、クリエイティブのひろがりが生まれる思想をことばに昇華します。

ストーリーをつくるコンセプトに基づいて、メッセージを伝えるためのストーリーをつくります。コミュニケーションが進むにつれ、受け手側の気持ちがどう揺らぎ、移ろっていくのかを丁寧にイメージするようにしています。

何でも編集するごちゃごちゃした情報を、コンセプトやストーリーに基づいて取捨選択したり、順番を整理したり、メリハリをつけたりします。そして空間やグラフィックやWEBの構成に展開します。もっと見たくなる、もっと知りたくなる、そんな気持ちが起きてくるように、情報をクリエイティブに整理します。

意志あることばをつくるコンセプトやストーリーをつくったプランナーが、展示やグラフィックの最後のアウトプットまで関われることは意外と稀です。ただ、できれば僕たちがやるべきこともあって、それがコピーライティングです。コンセプトをつくった人間が、あまねく人々の目にふれるコピーまでつくること。それはとても大切なことだと思っています。

クリエイターとセッションする僕たちプランナーは、最後のアウトプットをぼんやりイメージすることはできますが、それを実際に描くことはできません。ずっとデザイナーさんへの憧れがあるのはそういうことでしょう。一方で、コンセプト/ ストーリー/ コピーなど、企画だけにすべてを注ぎ、発信力やクオリティを追求しているのが僕たちです。お互いの息づかいや目配りを感じ、活かしあいながら、一緒にものづくりしていく。ソウツは、クリエイティブなセッションが大好きです。

ブランディングやプロデュースをするコンセプト、ストーリー、コピーをつくって、クリエイターとセッションして…。プランナーはプロジェクト全体をいつも俯瞰して、バランスの取りかたや、目的の達成方法を考えています。でもそれは特に偉いわけでも何でもなくて、そういう生業というだけです。たくさんの仲間たちと力を合わせながら、ブランディングやクリエイティブ面のプロデュースをするのはお気に入りの仕事です。