ダサいことに久々の更新ですみません!有難いことですがやたら追われてしまって…
このGWは流石に予定されていた出張が先送りになり、時間ができましたので更新です。
ご心配頂いておりすみません!!
少し前に現地調査で鹿児島は南さつま市を訪問しました。
行程は盛りだくさん。日本秘湯を守る会・みどり荘、日本三大砂丘のひとつ吹上浜、笠沙半島の海道八景、万世の特攻平和記念館、そして西酒造のウイスキー醸造所が目的地。
ステイホームが続きまくる日々、雄大な景観と薩摩の人々との交流が魂を慰めてくれました。
[みどり荘の絶品露天風呂]
日本秘湯を守る会の西日本の雄。みどり湖を囲む一帯が宿の敷地。数々の文人墨客が訪れたという自慢の露天風呂は泉質・ロケーションともに記憶に残る素晴らしいものでした。みどり湖を望む石造りの湯船に、木漏れ日と野鳥たちのさえずり。贅沢なひとときです。
夕食時には湯守さんといろいろおしゃべり。地元の杜氏文化のこと、秘湯宿を守り受け継いで行くこと。たくさんお話を聞かせてもらえました。長く続けていってほしい。
[日本三大砂丘、吹上浜]
鳥取砂丘、中田島砂丘(静岡)と並んで日本三大砂丘のひとつです。遠浅の東シナ海を望み、大陸からの風が吹いてくる広々とした砂浜。鳥取砂丘のようなダイナミックな起伏はないけど、夕陽が海面から砂浜まで続いてくるのが綺麗だ。
潮干狩りのお客さんがたくさんいて、母親に向かって貝を誇らしげに掲げる子どもが微笑ましい。靴の選択をミスって砂だらけになった。
[笠沙半島の海道八景]
南さつま市から東シナ海に沿って南に降っていくと笠沙半島に到達する。リアス海岸が多様さに富んだ息を呑む壮大な景観をつくっている。海沿いには数多くの展望台が設置されていて、これらをまとめて「海道八景」と呼ぶ。
黒潮の離島にいるような景観のスケール感。吹き付ける風。まだ4月なのにじりじり照りつける陽射し。コロナが落ち着いたら大好きなあの島に行こう。そんな気持ちにさせるところでした。
[憧れのタカエビ定食]
地方名でタカエビ、標準和名はヒゲナガエビという。南さつま特産のご当地エビだ。春先から漁が始まり、夏頃まで市場に出回るという。知り合いから笠沙半島の付け根あたりにある「玉鱗」というお店でタカエビの定食を出している聞きつけた。
「タカエビ定食」に含まれるのは、タカエビ塩焼き、まるごとフライ、造り、味噌汁とご飯、デザート。全部で15尾!
全体的にはホッコクアカエビ(甘エビ)と同じような感じだが、殻はより柔らかく、ミソがたっぷり。なかなか美味しいエビと感じた。
大変お腹いっぱいになったのだが、この直後訪れた枕崎の市場で好奇心に抗えず「ぶえん鰹(一本釣りで船上締め&急速冷凍された鰹」を食べてしまい、とんでもない満腹に。
[特攻平和記念館]
加世田の中心街から吹上浜の方に向かうと、かつて万世と呼ばれた土地になります。ここは太平洋戦争時に特攻隊の飛行場があった場所。特攻平和記念館は特攻前夜を過ごした青年たちの思いを辿ることができるミュージアムです。
出発前に家族やお世話になった人々へ遺した手紙がたくさん展示されています。20歳に満たない青年たちのあまりにも悲しい運命。観覧に大変なパワーを使いましたが、多くの大切な問いをもらったと気がする。意義あるミュージアムだと思います。
[西酒造のウイスキー醸造所]
とあるご縁で焼酎蔵や日本酒蔵、ウイスキー醸造所をアテンドして頂きました。特にウイスキー醸造所は高台から桜島を望む超弩級のロケーション。詳しくは書けませんが、薩摩の焼酎文化から生み出されたウイスキーは大変な試行錯誤と信念が注ぎ込まれた最高品質の仕上がりでした。カスクオーナーは関係者のみでほぼ売り切れだそう。これから人気出ると思います。要チェック。